アスベストの基礎知識をご紹介します。

アスベスト対策を適切にされていないことで処分を受けてしまう企業が見られます。法律により依頼主に責任が追及されることになったアスベスト対策。アスベストの危険性から、アスベスト対策に対する法令、アスベスト対策工事を依頼する施工会社の選定方法までアスベストに関する必見情報をご用意しました。


アスベストとは

アスベストは、耐久性や耐熱性、耐薬品性など優れた性質により、建築物や自動車、家庭用品など3000種におよぶさまざまな製品で利用されてきました。天然の鉱石が繊維状に自然変形したもので、日本国内ではほとんど生産していませんが、1950年代頃より盛んに輸入され、その90%以上は建設資材として重宝されました。


高度成長期に多量に使用

アスベストを含有する建材は、1955年頃から幅広く使用され、ビルの高層化や鉄骨構造化に伴い、比較的大規模な鉄骨造建築物などの軽量耐火被覆材として多量に使用されています。



健康障害をもたらす実態が明らかに

しかし、健康障害を引き起こすことが知られてからは段階的に規制が行なわれ、1990頃には使用中止、2006年には被害防止のための既存施設におけるアスベスト除去を進める法案改正が施工され、アスベストおよびアスベストを重量の0.1%以上を含有する資材の製造・輸入・使用が禁止されました。

アスベストは、アスベスト含有材の劣化や損傷、加工などにより飛散されます。アスベストを含有する吹き付け材が使用された建築物の多くは、今後、建材の劣化・損傷や解体の増加の増加に伴い、2020年~2040年には解体によるアスベストの排出量がピークを迎えると予測されています。



アスベスト飛散防止対策の責任

アスベストの飛散防止対策は、建物所有者や事業責任者の責務です。ビルやマンション、工場や駐車場などの建築物を所有するオーナー様や管理会社様は、アスベストの危険性を十分に認識し、アスベストを含む可能性のある建築物の劣化や損傷の状況に応じて除去などの対策を講じ、定期的な点検を徹底し、また建築物の解体や改修を行なう場合は、専門の分析・処理機関へ相談し、法規制に従った正しい処理を行なう必要があります。


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