建物の解体をした後そのままで終わりではなく、整地をすることによりその後の土地の使い道にメリットがあります。今回は整地と更地の違い、整地のメリット、解体後の整地の種類と種類別の費用についてご紹介します。

そもそも整地とは・更地との違い

 建物解体後は整地をする必要があります。整地とは、土をならして平坦にするなど、土地や地面をきれいに整えることです。解体工事後の土地は廃棄物、大きな石や砂利などにまみれています。このような不要物を取り除き平らな状態にすることが「整地」です。

重機で土地に圧力をかけて固めるという転圧作業も行います。不要物を取り除き、土地に何もない状態にした後、重機で均一にして踏み固めて地盤を安定させます。

解体後の土地の二次活用を考えている場合は整地までした方が後に役立ちます。

「整地」と類似する言葉で「更地」があります。整地の場合は建物がない状態で土地を平らな状態に整えることを言いますが、更地とは、土地に建物がない状態のことを指します。そのため更地の場合は整地された土地のように地面が平らではなくでこぼこしており、大きな石や砂利などが残っている場合もあります。そのためそのままでは土地活用が出来ないため、更地の土地活用を考えている場合は整地も必要となります。

解体後の整地のメリット・デメリット

 解体後に更地のままにするのではなく整地することのメリットは大きく分けて3つあります。1つずつ見ていきましょう。

①すぐに工事が始められる

土地を二次活用する場合は更地ではなく整地作業を行う必要があります。整地には時間がかかるため、解体後すぐに整地を行っておけば、今後土地の二次活用をする際にすぐに土地を活用することが出来ます。

 

②土地を少しでも高く売却出来る

整地をする際の理由として挙げられるのが、土地を少しでも高く売却するということです。大きな石、砂利や不要物がある場合買い手が整地しなければならなくなるため、買い手がつかない可能性が出てきます。整地されている土地は整地されていない土地と比べ高く売却される傾向があります。土地を売却するのであれば、整地が必要といえます。

 

③土地活用の幅が広がる

整地後の土地は二次活用として、そのまま建設するか売却するかという点からも様々な活用用途の選択肢を得ることが出来ます。

例えば

  • ・新しい家を建てる
  • ・アパートやマンションを建てる
  • ・駐車場として利用する
  • ・太陽光発電システムを設置する
  • ・コインランドリーを運営する
  • ・コンテナ型トランク運営する

など様々な用途があります。

このように整地しておくことで土地の二次活用にすぐ着手することが出来ます。

解体後の整地のメリットを述べてきましたが、解体後の整地のデメリットはあるのでしょうか。

解体後の整地のデメリットとして挙げられるのは、費用がかかることです。どうしても重機を使って整地を行うので費用がかかってしまいます。

それ以外にデメリットは特にないといえるので、土地を二次活用したい場合は整地をするのが良いといえます。

整地の種類と費用について

ひとえに整地と言っても土地の活用別にその土地に合った整地にするために、整地の仕上げ方には種類があります。種類と種類別の1平方メートルあたりの費用について見ていきましょう。

①粗仕上げ(粗整地)

粗仕上げ(粗整地)とは、整地の中で最も簡単な整地方法で、土地を平らにすることを主としています。解体後のコンクリート、ガラス、石、木くずなどを除去し重機もしくはトンボで地面を平らに固めます。

地面にごみや不要物がなければ良いというのが粗仕上げ(粗整地)であるので、費用は一番安く、トンボを使用することにより施工主自ら行うことも可能です。

費用は、1平方メートルあたり300円~600円です。

②砕石整地(砕石舗装)

砕石整地(砕石舗装)とは、基本的には粗仕上げ(粗整地)とは変わりませんが、砕石整地(砕石舗装)の場合は整地後に石を適当な大きさに砕いた石を敷く、砕石という方法でタイヤローラーや振動ローラーを使用し地面を転圧しきれいな状態に仕上げます。

よりきれいに整地するのが砕石整地(砕石舗装)の特徴であるため、時間やコストがかかりやすい方法といえます。

費用は、1平方メートルあたり2,000円~7,000円です。

③砂利整地

砂利整地とは、砕石整地(砕石舗装)と似た整地方法です。砂利整地の場合は砕石も含みますが、その他の石や砂も混ざった状態で仕上げていきます。砂利を敷き詰めることにより雑草対策に効果があります。砕石整地(砕石舗装)よりは費用を安く済ませることが出来ます。

費用は、1平方メートルあたり1,000円~1,500円です。

④真砂土舗装

真砂土舗装とは、花崗岩が風化して出来た土、真砂土で、砕石整地(砕石舗装)と同様にタイヤローラー、振動ローラーを使用して地面を転圧ししっかりと締め固めて仕上げます。土地活用においてさまざまな選択肢を持つことが出来るのが特徴です。特に土地売却の際に取り入れられる方法です。

費用は、1平方メートルあたり3,000円~4,000円です。

⑤コンクリート整地・アスファルト整地

コンクリート整地・アスファルト整地とは、コンクリートやアスファルトで舗装する方法のことです。

砕石で舗装してから型枠メッシュなどを入れてコンクリートまたはアスファルトで舗装します。

コンクリート整地は耐用年数が長く補修回数が少ないというメリットがります。ただしアスファルト整地と比べて初期費用が高く養生期間が長くなるデメリットがあります。

アスファルト整地は費用は安いですが補修回数が多くなる傾向にあります。

費用は、コンクリート整地が、1平方メートルあたり5,000円~10,000円・アスファルト整地が、1平方メートルあたり3,500円~6,000円です。

⑥防草シート仕上げ

防草シート仕上げとは、その名の通り雑草が生えてくるのを防ぐことに適した仕上げ方です。また種子の根付けを防ぎたい場合も効果的です。特殊なシートで日光を遮るため雑草を寄せ付けなくなります。

ただし防草シートだけだと見栄えがよくないため上に砂利を敷くなどすることが多いです。防草シートを覆う場合はすでに生えている雑草や小石をしっかり取り除くことが大切です。

費用は、1平方メートルあたり1,000円~6,000円です。

ご紹介した費用は1平方メートルあたりの金額なので、基本的に整地する面積が広くなればなるほど金額も上がります。また雑草が多い場合や、傾斜がある場所での整地作業は作業内容も難しく、作業員の技術力もいるため、金額も上がります。

目的別おすすめ整地方法

 建物の解体後土地の二次利用をどのように活用していくかにより整地の種類は変わっていきます。適した整地の方法を紹介します。

①土地を売却する場合

土地を売却する場合は、仕上がりが美しい真砂土舗装での整地を行うのがおすすめです。土地を探している人の購買意欲が高まる仕上がりといえます。

②駐車場として利用する場合

駐車場として利用する場合は、コンクリート整地・アスファルト整地を行うのがおすすめです。駐車場として利用する場合は整地後基本的に工事期間が少なくすぐ開始することが出来ます。

③土地を利用する予定がない場合

建物を解体後、土地をどう二次活用していくか決まっていない場合は、一番コストを抑えられる粗仕上げ(粗整地)を行うのがおすすめです。

最後に

解体後の整地について述べてきました。整地は解体後の土地二次活用において重要なステップです。解体して終わりではなく最後の整地まですることによりメリットの享受が多いため解体工事は整地まですることをおすすめします。

また、信頼できる業者に任せないと作業内容の出来に差が出るため後悔する可能性が出てきます。そのため信頼できる業者に託すことが大切といえます。

株式会社エコ・テックの解体工事について

株式会社エコ・テックでは、家屋、建物の事前調査から解体計画の作成だけでなく、解体工事の専門家として様々なアドバイスを行っています。

全国(東京・名古屋・大阪・岡山・福岡等)で、無料相談・無料見積もりを実施しておりますので解体工事に関するご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。